フィンランドの老舗サウナメーカー「Harvia(ハルビア)」と、日本の自動車大手「トヨタ」がタッグを組み、世界初となる水素燃焼式サウナストーブを共同開発!
環境負荷ゼロの次世代サウナとして、サウナ業界はもちろん、持続可能な社会の実現を目指す注目のニュースです。
水素×サウナの革新
今回のプロジェクトで開発されたのは、水素を燃料とするサウナストーブ。その特徴は、
- 燃焼時にCO₂を排出しない完全クリーンエネルギー
- 伝統的なスモークサウナに近い柔らかく包み込むような熱を再現
- サウナストーン全体を均等に加熱し、心地よいロウリュを実現
これはまさに、伝統的なサウナ文化と最新技術の融合といえる取り組みです。
カーボンニュートラルへの挑戦
トヨタは「つくる・はこぶ・ためる・つかう」という4つの観点から水素の活用を推進しています。その中でも、「つかう」場面での具体例として今回のサウナ開発が実現。
Harviaとトヨタは、「脱炭素社会×ウェルビーイング」の両立を目指し、サウナを通じて水素の有用性を体感できる機会を創出しています。
ロウリュ体験を未来へ

水素で熱したサウナストーンに水をかけると、柔らかく立ち上がるロウリュが発生します。
これは単なる技術革新ではなく、伝統を尊重しながら持続可能なライフスタイルを提案する画期的な一歩といえるでしょう。
ハルビアのイノベーション&テクノロジー部⾨責任者ティモ・ハルヴィア氏:
「トヨタとのコラボレーションにより、サウナの⾰新に挑戦し、環境責任に取り組む姿勢を⽰すことができました。トヨタの⽔素燃焼技術に関する深い知⾒により、安全かつ効率的に⽔素をクリーンエネルギーとして活⽤することができました。これにより、伝統を⼤切にしながら未来を⾒据えた、新しいサウナ体験を実現します」
フィンランドで世界初公開
このコンセプトモデルは、以下のイベントで実演・展示される予定です。
- World Sauna Forum 2025(ワールド・サウナ・フォーラム)
開催日:2025年6月4日〜5日
場所:フィンランド・ユバスキュラ - Rally Finland 2025(ラリー・フィンランド)
開催日:2025年7月31日〜8月2日
同市内でデモンストレーション予定
サウナの本場フィンランドでの発表は、グローバル展開への布石とも言える注目のステップです。
持続可能なサウナの未来
Harviaはサウナ&スパ製品のグローバルリーダーとして、省エネ設計や環境配慮型サプライチェーンを推進。
トヨタはモビリティにとどまらず、エネルギーの利活用という観点から、水素の社会実装に向けた具体的ステップを進めています。
まとめ
- Harviaとトヨタが共同開発した水素サウナは世界初
- 環境負荷ゼロのクリーンエネルギーによるロウリュ体験
- 2025年夏、フィンランドで実演予定
- サウナ文化と水素社会の融合という新たな価値創出
「ととのう」体験のこれからは、地球にもととのう方向へ。
サウナの未来を担うこのプロジェクトから、目が離せません!
出典: